Foreign operation 海外事業小水力発電

「北スマトラ州 10MW 小水力発電プロジェクト 」
環境省JCM(二国間クレジット制度)設備補助事業採択案件

小水力発電とは・・

「小水力発電」について世界的に統一されていませんが、出力10,000kW~30,000kW以下を「中小水力発電」と呼ぶことが多く、出力10,000kW以下を小水力発電と呼んでいます。
一般的に、河川に流れる水をダムに貯めることなく直接取水し、流れる水の中に置かれた発電用の水車が回転して発電する「流れ込み式」の発電方式が採用されます。
一般河川、農業用水、砂防ダム、上下水道などで利用される水のエネルギーを利用する小水力発電は、ダムなどの大規模構造物を必要としないため環境にやさしく安定したエネルギーです。

施設概要

事業名称 北スマトラ州10MW小水力発電プロジェクト
発電タイプ 流れ込み式
小水力発電所 場所 インドネシア 北スマトラ州
ハンバンハスンドゥタン (HumbangHasundutan)地区
事業者 PT. Citra Multi Energi
(株式会社トーヨーエネルギーファーム 49%出資)
発電規模 10MW(5.00MW×2)
想定年間発電量 68.78GWh
工期 2018年3月~2020年8月
商業運転開始 2020年8月
CO2削減効果 32,807t CO2/年
北スマトラ州10MW小水力発電プロジェクト施設概要

特長

本事業により本邦企業の総合的な技術力をマーケットに周知・拡大し、再生可能エネルギーの普及による低炭素社会と持続的社会の実現および発展に貢献します。

電力供給不足を改善

インドネシア・北スマトラ地域では電力需給がひっ迫しており、新規電源の確保は重要な政策課題のひとつである。本発電所の完成により供給不足の改善に寄与する

雇用創出への貢献

当該地域が進める海外企業の誘致拡大へ寄与するとともに、施工・O&M業務等による雇用創出など地域経済への貢献を図る

本邦企業による総合的な技術優位性

発電設備メーカー、詳細設計、EPCコントラクターは、海外での実績が豊富で高い技術力を有する日系企業を最適に採用。高効率な設備と管理システムを組み合わせたトータルシステムにて、長期にわたる事業の安定性を確保

インドネシアにおいてJCM案件第一号となる小水力発電プロジェクト

同国における小水力発電の導入ポテンシャル・ニーズは高いが、設備補助事業を活用したプロジェクトは未だ実現していない。第一号となる本事業の完成は、JCM制度の認知拡大から開発・投資意欲を向上させ、小水力発電の更なる普及促進が期待される

設備補助事業採択案件におけるGHG排出削減量インパクト

平成28年度(本事業が採択された年)の設備補助事業の採択案件の中でGHG排出削減量が最大規模

二国間クレジット制度(JCM)を活用

この事業は、優れた低炭素技術等を活用し、途上国における温室効果ガス排出量を削減する事業(国際協力機構(JICA)や他の政府系金融機関の出資・融資を受ける事業と連携する事業を含む)を実施し、測定・報告・検証(MRV)を行う事業です。これにより算出された排出削減量を、二国間クレジット制度(JCM)により我が国の排出削減量として計上することを目指します。

(出典:日本政府資料「二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism(JCM))の最新動向」)