主な産地
ジャガイモは、中国では、小麦、水稲、トウモロコシに次ぐ4番目の食用作物として指定されています。主な産地は、内モンゴル自治区、甘粛省、四川省、貴州省、雲南省です。
内モンゴル自治区の烏蘭察布(ウランチャブ)市は、北緯41度に位置し、平均標高は1400メートルで、自然と気候はジャガイモの栽培に適しているということで特に有名な地域となっています。
ジャガイモの原産地は、南アメリカの中央アンデス山脈の標高3千メートルを超える高地と言われ、今でも野生のジャガイモがあるそうです。 日本では、北海道が同様に気候風土が似ているということで、多くのジャガイモが栽培されています。
ウランチャブ市全体のジャガイモ貯蔵能力は、約310万トンに達し、高基準のスマート倉庫で管理されており、ジャガイモは8月から来年5月までの間、販売しています。ジャガイモの生産量は、1ムー(667㎡)当たりの生産量は、6000キロ以上で収穫期間は10月上旬位までとなります。
ジャガイモの生産地と生産量
国連食糧農業機関(FAO)のデータ(FAOSTAT)によると、2021年に世界中で総計3億7600万トンのジャガイモが生産され、2021年に全世界のジャガイモの合計収穫面積は、18,132,694ヘクタール、平均収穫量は、約21トン/ヘクタールです。
2021年各国(1-50位)のジャガイモ生産量と国別順位
ランキング | 国名 | 単位 (トン) |
---|---|---|
1 | 中国 | 94,362,175 |
2 | インド | 54,230,000 |
3 | ウクライナ | 21,356,320 |
4 | 米国 | 18,582,370 |
5 | ロシア連邦 | 18,295,535 |
6 | ドイツ | 11,312,100 |
7 | バングラデシュ | 9,887,242 |
8 | フランス | 8,987,220 |
9 | ポーランド | 7,081,460 |
10 | エジプト | 6,902,816 |
・ | ・ | ・ |
29 | 日本 | 2,130,906 |
30 | ケニア | 2,107,824 |
※中国の生産量は、日本の約44倍、アメリカは8.7倍となっている。
ジャガイモは、私たちの食卓では、1年中欠かせない重要な食材の一つとなっており、業務用として使用される量も非常に多い食材ですので、より良質で瑞々しく健康な状態に管理されている原料を準備して加工するよう心掛けています。